地球外生命体

すばらしき世界の地球外生命体のレビュー・感想・評価

すばらしき世界(2021年製作の映画)
3.2
西川美和監督が役所広司と初タッグを組んだ人間ドラマ。

これまですべてオリジナル脚本の映画を手がけたきた西川監督にとって初めて小説原案の作品となり、直木賞作家・佐木隆三が実在の人物をモデルにつづった小説『身分帳』を原案に、舞台を原作から約35年後の現代に置き換え、人生の大半を裏社会と刑務所で過ごした男の再出発の日々を描く。

★第2回伊藤整文学賞 受賞

殺人を犯し13年の刑期を終えた三上は、目まぐるしく変化する社会からすっかり取り残され、身元引受人の弁護士・庄司らの助けを借りながら自立を目指していた。そんなある日、生き別れた母を探す三上に、若手テレビディレクターの津乃田とやり手のプロデューサーの吉澤が近づいてくる。彼らは、社会に適応しようとあがきながら、生き別れた母親を捜す三上の姿を感動ドキュメンタリーに仕立て上げようとしていたが……。

★第56回シカゴ国際映画祭
ベストパフォーマンス賞(役所広司)
観客賞
★第47回シアトル国際映画祭
観客賞
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