縦型の施設で何層も部屋があり、上から大量の料理が降りてくる。料理は各階層で必要な分食べれば全員に行き渡るが皆欲に任せて食べる為、50階では残飯のみ、100階は皿のみとなる。
ストーリーというか展開はほぼ無く、ワンシチュエーションの斬新さ、現実世界を皮肉った設定、そして汚物や残飯をこれでもかと見せつける画面の迫力に見入ってしまう。そんな作品でした。
聖書はよく分からないですしドン・キホーテも触り程度しか知らないので、日本人が100%この作品を理解するのは難しいです。それでも大量消費社会に生きる私達に強いメッセージをぶつける、という役割は全うしていると言えるでしょう。
ただ少し長い。3~40分の短編映画にしたらもっとインパクトあったかも。
