階層状の施設に閉じ込められ、食べ物が上から運ばれてくる。皆が食べるうちにどんどん食べ物が減るので下層の人は何も食べられない...
シンプルながらナイスアイデアのシチュエーションもの。
自分だったらどうしようかと考えると恐ろしい。私はチキンなのでおそらく協力的になるだろうが、下層から戻ってきた最初の数日は貪り喰うぞ。
みんな揃いも揃って食べ方がとてつもなく汚ないが、後半からは空腹時の旨い飯の描写感があって汚さの中に謎の魅力が出てきた。(個人の感想です)
しかし汚さに加えグロいので、食をこよなく愛する繊細なジャパニーズには向いていない映画かもしれない。
あからさまに世の中の格差を単純化してメッセージ性を持たせており、人間が醜悪になる様子が自然なのだが、定期的に自分のいる階層がランダムで変わるというのが面白い。
皆が天国も地獄も経験済、現実でいうと何度も生まれ変わり富裕層と貧困層を経験済、なんだから、現実にはもうちょっと皆協力的になりそうだが...
人間がきたないのは分かるけど、もうちょっとマシなはず...
上に反抗するため下へアクション、というのは中々おもしろい展開だ。
現実でいうとどういう行動にあたるんだろう....
終わり方は少し釈然としなかった。パンナコッタで押し通してもらいたかったという個人の感想。
ついでにスペイン語を学べます。Obvio!
