Katsura68

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像のKatsura68のレビュー・感想・評価

3.3
Amazonビデオで視聴。フィンランド映画は初めてみた気がするが、北欧の美しい街並みと、少し閉鎖的というか逃げ場所の少ない小さなコミュニティ、そして崩壊し掛かった家族という設定が観るものに現実感というか重苦しい雰囲気を醸し出しているのが印象的。祖父や母が思うほど孫は弱くなくて、頭の回転が早い賢い子。最期に出てくる作品も孫に任せればネットを駆使して高値で売り捌けた気もするが、聖画は手元に残してこそ価値があるものの象徴ということか。
Katsura68

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