ピーターパン

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像のピーターパンのレビュー・感想・評価

4.5
静かながらも情熱的で何とも切ないお話。緊張感あり、人間の卑しい部分もあり、終始物悲しい音楽と空気感に包まれているが美しくもあった。
孫のオットーが祖父から影響を受けて絵画にハマっていく姿もいいが、孫の存在から大切なことに気付かされる祖父の姿、その相互関係がとても好きだった。
美術商でまさかの名画に出くわすというドラマチックな展開の裏に、祖父と孫の絆という日常的なテーマが素敵。
ピーターパン

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