ダースペーター

弥生、三月-君を愛した30年-のダースペーターのレビュー・感想・評価

4.0
誰だって、いつも自分らしく生きていたい。

でも、そうはいかないのが人生。
例えば、職場でも、現在のコロナでも、自分を押し殺し、辛抱ばかり。
それ故に、家族や恋人の前でも“自分らしさ“を見失っていることもあると思う。

“自分らしく“生きることが、何より幸せ。

そんなことが描かれた映画でした。  

思い出したのは、
『ワン・デイ23年のラブストーリー』
『テルマ&ルイーズ』
『ラストレター』

ただ、↑の三作品と比べると、この映画は脚本に無理がある。様々な社会問題にも注視しながらストーリーを進めているので、二時間で収めるのは無理。
とりあえず、主人公の家庭崩壊はストーリーに不要。あれが無ければいつも通り満点付けてます。

また、一番胸熱だったのが、波瑠ちゃんが演じる熱血教師でした。こんな熱い先生、現在の日本にはいないから。
でも先生だけが悪いんじゃない、現在の学校教育で、最恐の悪は、保護者なんです。
自分が子どもの頃には熱血先生はたくさんいました。だから、もう一度、熱血先生たちが、“自分らしく“素直になって、教壇に立てる時代が訪れて欲しいと思いました。


総評。ベッタベッタな泣かせ映画です。
なのに単細胞な私は、まんまと死ぬほど泣いてきました。