このレビューはネタバレを含みます
「最初の日から作り上げていた、アレックスのために違う人生を」
事故で記憶を失ったアレックスが唯一認識できたのは双子のマーカス。
マーカスの手助けで一から記憶を作り直して別の人生を歩み始めたアレックスが、両親の死をきっかけに自分そしてマーカスの人生に違和感を覚え始める…
アレックスの澄んだ目と対照的でどこか空洞みたいな冷めた目をしてるマーカス。
黙っていることや、捏造した記憶や思い出を、自分がアレックスに与えうる最高のプレゼントだと信じるマーカスを誰が非難できるだろう。
もし自分がマーカスだったら、アレックスだったら、きっとどちらの立場にいてもすごい葛藤があると思う。
本当に観ているのが辛かった。