クリープ

第七の封印のクリープのレビュー・感想・評価

第七の封印(1956年製作の映画)
4.3
子供の頃 熱を出して白い壁を見つめていたら、壁に染みが浮かびダンスをしているように見えた☘️
この作品は2回目 、私が 一番恐怖を感じていた作品である。
――――――☕
ラストシーンの映像のこと
余りにも心理的に美しく、残酷に表現された 希にみる 作品。リアルに誰もが平等に一回だけ、迎え入れることになるguest(死神)のことである。
●ラストシーン ネタバレ
主人公は騎士、十字軍の遠征で 疫病が蔓延しているので、旅の途中知り合った仲間と帰宅―――――
暖炉の脇で 火にくべてる妻と10年振りに再会
しばらくして ドアを3回大きく叩くおと――――
マックス・フォン・シドー「誰か いたか」
従者「いえ いませんでした」

部屋に死神が立っている――――――
ここで 不思議なくらい 冷静に、皆 何が起きたか悟る。
「こんにちわ 閣下」
「 騎士の妻 カーリンです」
「私達の館へ ようこそ」
―――――――――――顔のズームアップ
「終わるのね」

――――――旅芸人の御主人、いつも夢ばかりみて 妻や回りから笑われていた―――彼の目には
平原を大鎌と砂時計を 持った死神に、踊りながら手を繋がされてる6人の鍛治屋 リーサ 騎士 ラヴェル ヨンス 座長の姿が・・最後尾の座長は竪琴を弾いている――――♪

死の舞踊の静けさ

●中世の北欧 黒死病 疫病を魔女のせいにする教会――設定が抜群。また ベルイマン自身のお気に入りの作品なのに ユーモアがあり、親しみがある☕

死神が木に登って隠れてる間男の木の根本を 大きなノコギリで ギーコ ギーコ(爆)――――木の上から見下ろして見えるその姿が サルのように 憎らしい
クリープ

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