作画の芝居や美術が気合い入ってこまかい分、なんで声の演技はこんなにドラマCDみたいなわかりやすさなんだよ……と思いながら見てしまった。
キャラデザが濃いめなのもあり、もっと絵を信用した演技でよかったんじゃないでしょうか。
お話は、おそらく原作が出た頃はすごく意欲作で、テーマも新しかったのかもしれないが、わざわざ映像化するのであればもうちょっとエピソードの取捨選択・ペース配分してほしかった。(原作の出た2016年よりかはアニメ化の2020年は進んでた気もするが、まあ、これくらいの感度だったかもしれない……)
すでにBLジャンルが好きな人の今の価値観でいくと、主人公の保守的な態度や、ややトキシックな態度にうんざりしかけるが、実際平成以前生まれの同性愛者が保守的な態度にならざるを得ない環境だったことは加味しないといけないのかな……
原作を読んでいないので、果たしてこの60分が原作を表現したものなのかはわからないです！
