このレビューはネタバレを含みます
主人公が猛烈タメ口なのがいいね
MONDAYSとリバー流れないでよがアイデア沢山入ったかなり工夫の作品だっただけあって、これくらいの小規模邦画を見るひとたちが本作に傾ける期待が肩透かしになってる感はあるのではと思った。
ループものである以上はループの条件設定が知りたくなるんだけど、あまり説明してくれない。けど、その成り立ち(なぜループするのか)とかディテール(VR、コード、衛生管理、設営方法、その見た目)はいっぱい説明してくる。このバランス感がちょっと奇妙。
面白い瞬間もいっぱいあったけど、とにかく1カットの長さが長い(ループものでカットが長いのは、飽きる)のと、個人的にはもっとなんでもない人たちの話であってほしかったな〜て感じです。
女の子がなんか大きな秘密を握っていてなんかの組織に狙われていて……みたいな壮大さは、脚本の良い意味での小ささにあんまり合ってない気がした。
ただ、撮影や美術はすごく綺麗なので見る価値あります(木下グループ製作を応援したいし……)
劇伴もよかったです。サントラ買いました。