仮面の大使

コンフィデンスマンJP プリンセス編の仮面の大使のレビュー・感想・評価

4.0
 涙ありの詐欺師映画。

 世界有数の大富豪レイモンド・フウ(北大路欣也)が亡くなった。その遺産は誰も存在を知らない末っ子ミシェル・フウに相続されることになる。10兆円ともいわれる資産を狙いにダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)、そしてコックリ(関水渚)たちがフウ家に入り込む。果たしてその結末は・・・。

 今回も面白かった~。爽快度こそ前作より劣るものの、今回も見事にだまされました。ダー子には敵いません。

 今作はコックリの成長物語の要素もあり、それが結構刺さった。「他人より優れているのが高貴なのではない。本当の高貴とは、過去の自分より優れていることにある」byアーネスト・ヘミングウェイ。オープニングでダー子が言ったこの言葉の通り、ただうなずくだけしかできなかった少女が見事に成長した。自分も見習わないと。

 ヒゲダンが歌う主題歌「Laughter」も劇中のコックリを思い起こさせる歌詞で素晴らしい曲でした。

 前作同様VS赤星もあって楽しかったです。赤星たぶんダー子たちのこと好きになってるよね。

 英雄編も楽しみ。
仮面の大使

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