このレビューはネタバレを含みます
ダラダラ続くものは、だいたいマンネリ化や内輪受けを免れない。
大好きな世界だからこそ、そうなってほしくないのです。
だからあと1回だけ映画つくりましょう、ぜひ。
「3部作」ってなんだかカッコいいし（笑）、「3本目がいちばんヤバかった！」って伝説になって華麗にバイバイしましょう。
三浦春馬さんがいなくなってしまったから、3本目ではジェシーの消息が噂で出てきて私たちをニヤリとさせて、「ああ、ジェシーはこの世界で今日もイキイキと女性を騙してるのね」と永遠に思わせて欲しい。
ラストで赤星さんが石黒賢に「贋作です」って言われるのと、エンドロール後の生瀬さんはもう様式美的にぜひ3本目でも。
…って、楽しくも感傷的な気持ちになっている最中です。
それはさておき、ひとりの「かわいそうな女の子」が「嘘から出たまこと」で名実ともにプリンセスになってゆく様がとっても素敵でした。
コンフィデンスマンたちが彼女を大切にあたたかく助けるさまも。
長くなりそうなので、あとは箇条書きで。
・ボクちゃんのソファドンにキュン
・中の人がどうとかほんとにどうでもいい、ボクちゃんはかわいい（ぬいぐるみ爆弾のくだりとか最高）
・生前のレイモンドとトニーのからみを見てみたかった…北大路欣也さんに命がけで仕える柴田恭兵さんとか最高でしかない
・「フウきょうだいが本当に欲しかったのはパパの愛」的なセリフがあったけど、実際はニセモノの手紙なわけで…そう考えるとすごくせつない。レイモンド、あんなことする前にひとこと「愛してるよ」って言ってやれよ
・無駄に豪華すぎるチョイゲストは私はいらない派
・なにはともあれたいへん楽しゅうございました
