本物も偽物もない、信じればそれが真実。みんなが誰かのプリンス、プリンセス。騙す対象は相手ではなく自分自身で、信じれば何にでもなれる。以前までの痛快な感じもありつつ、感動系に寄せてきている素敵な脚本だった。
もう役者さん達を好きになってきているので純粋な作品の評価って難しいんだけど、今回もまた綺麗に騙していただいたなぁ！コンフィデンスマンって予想の上の上をいくところが面白いんですよね。ネタバレタイムが終わったあと、さらっともう何個か種明かしされるのが好き。
コックリ役の関水渚さんが本物のプリンセスのようで素敵だった。彼女が自分で切り開いてミシェルになったんだから感動する。まさかこのシリーズに泣かされる日が来るとは笑
どの人物のことも好きになってしまう。ダー子は意外と周りをたてられる強く優しい人。爆発物投げられた時とかお茶点ててる時のボクちゃんは可愛すぎ。なんだかんだ波子を大好きなリチャード、ぞんざいに扱われる五十嵐。(今回のいたのか五十嵐は愛溢れてるボクちゃんが推せる)赤星との絡みも面白いな〜
特筆すべきはジェシーかな。今世紀最大のプリンス。勿論他の役を演じられている方もそうだけど、ジェシーは彼にしか出来ない！ヘタレに見せかけて肝が据わっていて、憎めない愛らしい人。それは演者の器量により出来上がったキャラクターなのではないかな。ジェシー役の彼を見れて良かった。
こんなに長々書いたのは久しぶり〜！
とてもお気に入りの作品になったので、年齢が1桁の時ぶりにパンフレットを購入した。役者さん達が揃って「次もやりたい」「また呼んでほしい」と話されているのを見て嬉しくなる。私も次が楽しみだ〜！
