三四郎

コンフィデンスマンJP プリンセス編の三四郎のレビュー・感想・評価

3.3
〜他人より優れていることが高貴なのではない。
本当の高貴とは、過去の自分自身より優れていることにある〜

アーネスト・ヘミングウエイの言葉から始まるこの映画。
ヘミングウェイの小説が大好きな私には嬉しい幕開けだった。
過去の自分を形成するのは、その時を現在として生きる自分自身である。いつも今この瞬間(現在)を常にベストな状態で生きていれば、振り返った時の過去は輝いている。故に、いつでもライバルは過去の自分であり、過去の自分に勝つために生きてきた。ヘミングウェイ好きだが、恥ずかしながら私はこの言葉を知らなかった…。
しかし、敬愛する作家と同じ思想を持っていたというのが嬉しい。

映画に関しては、超豪華キャストの大娯楽作品で楽しめた!
筋がよく練ってあったように思う。巻き戻しの多い作品だが、これが現代の流行りなのかしら。スッキリするので良いが、巻き戻しは此処一番という時だけで良いのではなかろうか。何度も使いすぎると飽きる。
映画ファンを喜ばせたは、なんと言ってもエンドロールの後だろう。
松竹映画『蒲田行進曲』のパロディ。しかし、蒲田行進曲(1929発売及び松竹蒲田撮影所所歌)を流さなかったのは東宝だからか笑 いや、東宝の意地か。
三四郎

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