ぞえ

花束みたいな恋をしたのぞえのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

「わかる人だけわかればいいや」とある一定のラインから上の小説や映画が自己満足気質に陥る中で、ちょっと頭を使ったりちょっと難しそうに見える「エンタメライン」をめっちゃわかってて、人の「えもい」とされる部分を絶妙に刺激し続ける作品、さすが最近ドラマはTBSと言われ、その制作会社TBSスパークルが作っているだけのことはあるなと感心してしまいました(何様)

お揃いの白い靴やお揃いのチケット、イヤホンの話、好きな作品の話、自分たちを彷彿とさせるカップルはしつこいくらいに何度も映すけど、好きな理由とかに関しては別段触れるわけではなく、「ここ気づけよ」ポイントと「それ以上はご自由に」感のバランスが、視聴者をうまく誘導していわゆる「深い」映画にしているんだろうなと思った。

2人ともフリーターで二人暮らしをするところはやっぱり無理あるんじゃん?と思ったんだけど、4年経ったあと、その恋の勢い的なところも含めて流れとして描いてたんだなと思うと、、こう思うところまで掌の上で転がされているのかもしれない

こういう感想しか書けなくなった自分ももしかしたら麦くんに嫌われるかも。たしかにパズドラしたくなる意味もわかる。何にも考えずにラブアンドベリーしてたい。
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