きり

花束みたいな恋をしたのきりのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

すごくリアルで、実寸大の恋を描いた作品

共通の趣味を持ったふたりが、ひょんなことから出会い、次第に恋に落ちていく。
最初こそフリーターで生活していたが、お金が無いことには生活できないと就活をし、就職する。
最初は、現状維持が僕の夢と語っていたが、仕事をするにつれその価値観は徐々にずれていってしまう。

映画や本などの趣味から意気投合し始まった恋だったが、次第にその価値観のズレは大きくなり、その好きだった本や映画に対する気持ちもすれ違って言ってしまう。

4年が過ぎ、お互いに別れを決心する2人だったが、やはり別れたくない、結婚しようと、そうすれば今の生活が続くし上手くいくとそう話すふたり。
そんな話をしているファミレスに、最初の頃のむぎときぬのような、初々しくもお互いの趣味に全力な2人の男女が来る。
その二人を見た時、もうその頃には戻れないのだと、あのころの自分たちはもうここにはいないのだと、これまでが楽しかったのだと、そんな感情に満たされ別れる2人

そんな、日常の恋愛観を表した作品
きり

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