このレビューはネタバレを含みます
坂元裕二の言葉は手元に置いて定期的に補給したくなる
のでミーハーな気がして遠ざけていた『初恋と不倫』とともにオリジナルシナリオを買い、自分含むサブカル野郎が飛びつきそうな台詞と演出を復習しつつ余韻に浸った (クロノスタシス出せば喜ぶと思ってる所が甘いし美術の完成度なら大根の右に出る者はいないが思惑通りに狂喜する私はもっと甘い)
有村架純に「アキ・カウリスマキの映画を観たことがあるか」「早稲田松竹に行ったことがあるか」「A子さんの恋人の良さがわかるか〜〜！」等問い詰めたいこと山の如しだった(押し付けがましい)が、彼女でなければテアトルの作品が話題を集めることもこのご時世映画館を賑わせることもできなかったと思うので 結局何も太刀打ちできない
「何観るの」→「(タイトル)」→「花束みたいな恋したいの」→「したい(棒読み)」→「干物みたいな恋ならできるよ」→「(夢もロマンもねえな)どんな？」→「噛めば噛むほど味わいが出るやつ」という何の面白みもないくだりの行き場に困っているので一旦ここに残しておく 読み返した時別れてたら そんなこともあったと笑いたいです
