空衣

花束みたいな恋をしたの空衣のレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
2.8
孤独や渇望ゆえではなく”サブカルが好きでサブカル好きな自分が好き”な二人に共感はないけれど、やがてカルチャーを捨てるしかなかったという結論ありきで始まるのでどうしてか安心して観れた。それに川沿いに引っ越してだんだんとすれ違っていく後半の方が好ましく思えた。4年5年も一緒にいるのにあんなに一定の話し方を保つんだなぁとやや驚いた。あの部屋イイ。
(自身の大学生活と重なる部分はなかったし、どちらかというと同じ文学を読んでいたとしても自分はこんな風に共感してほしくない)

社会に出るのが風呂に入ること(面倒くさいが一度始めって湯に浸かると楽)ならば、風呂場で溺れて死んでしまう人がいるのも納得。その伏線よかった。
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