若い人にありがちな趣味や好みの一致で
火がついた恋愛の行く末を
凄くリアルに描いた恋愛映画で、
観る人によってはツラくも
共感できる作品になっている。
最初は小さなすれ違いが
いつの間にか大きくなっていき、
戻りたいけど戻れない、
戻っていいのかと格闘している内に
気づいた頃には取り返しが付かない
状態になってしまう。
同じような事は人生でもよくあり
凄くリアルに描かれていると感じた。
主人公両方の気持ちがわかるが
出会った当初から変わってしまった麦くんが
悪いと思ってしまう。
ただ社会に出て染まってしまうのは
サラリーマン皆が経験してることで、
いつの間にか自分も気づかぬうちに
麦くんのようになっている気がして
むず痒さを感じる。
麦くんが後輩からの一言で
いつの間にか自分も社会に染まっていると
気づいたのに抜け出せないイライラを
後輩に当たってしまったシーンは
自分でもわかっているのに戻ることが
出来ないもどかしさを表しててグッときた。