このレビューはネタバレを含みます
花束みたいな恋ってなんだろうな〜って思いながら観に行ったら、なるほど〜と思えた作品でした。
「花」はいつかは絶対に枯れてしまうもので、その「花」は2人の趣味であった大好きな「小説」や「音楽」などの芸術一つ一つが「花」のように例えられていたのかなあ、と。
絹ちゃんの台詞にあった「女の子に花の名前を聞くと一生その子のことを忘れられないらしいよ。」というなんとも印象的なシーン。
付き合ってる中で、たくさんの「花」(小説や音楽)を教えられたことで、相手のことを思い出してしまうきっかけになることと繋がっているんじゃないかなあ。
その一つ一つの芸術が「花束」と表現されていて、そんな大恋愛をしたっていう、身近でごく普通の恋愛作品でした。
最後の涙のシーンは複雑だったなあ。。
あのシーンがすべてを語っていたような気がしました。
理想と現実のズレって、大人になるにしたがってどんどん難しくなっていくね。