このレビューはネタバレを含みます
イヤホンを片耳ずつつけて近くなった2人の距離
クリスマスにもお互いプレゼントし合って、
でも、いつの間にか互いの音を遮断するかのように使い始めて…2人のやり取りが丁寧に描かれてて、日々のすれ違いが積み重なっていく様がみてて少し心が苦しかった
特別ドラマがあるわけではないからこそ色んな人の心に刺さる部分があるんだろうな…
現実にある固有名詞がこれでもかというほど使われているからフィクションなのによりリアルに感じれる
“女の子に花の名前を教わると
その花を見る度に一生その子のことを
思い出しちゃうんだって”
“社会に出るってことはお風呂に入るってことなんだよ”って絹ちゃんのお母さんの言葉
先輩がお風呂で亡くなったのはそういうことだよね…
好きなことを仕事にしたい絹ちゃんと、
ずっと一緒にいたいからこそ夢から現実に目を向けて、お金を稼ぐことの大切さを理解して必死に働く麦くん、言葉の節々に棘が出てきて理解できるけど胸が痛かった
終盤のファミレスでの涙引き込まれた〜