かなえ

花束みたいな恋をしたのかなえのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

麦と絹の共通点が多くて、そんな事ないよ、と内心思いながらも運命とか偶然とかって引かれるよな〜とか思いながら鳥肌は経ってました。偶然出会った人との共通点の多さってテンション爆上がりですもんね。
とにかく2人が綺麗だった。お風呂入ってんのも、押しボタン式の信号待ちでキスするのも、、!!同棲して生活を重ねていくにつれ、少しずつ心が離れていきすれ違っていき、私は絹ちゃんと同じ気持ちになり、とても悲しかった、、。カラオケ屋に見えるカラオケ屋でクロノスタシス一緒に歌ってんのとっても楽しそうだった。そして、とっても楽しいことがあったとき、話かけるなって思いながらこの世の中に出てる要らない情報を遮断し、余韻に浸りたい気持ちがとても良かった。私も映画を観た日の夜は同じようにした。(男の人とデートだったから)
2人が別れる時、ファミレスで絹と麦ちゃんが出会った頃と同じ境遇の高校生が初々しくて、関係がとても崩れているのを悟らせるシーンはとても良かった。辛くなってその場に居れなくなった絹ちゃんとこに麦くんが追っかけて、抱き合って泣いて、その後やっぱり別れず大切にしよう、って思い直すのかと思った。というか、別れて欲しくなかったのが近いかも。
観終わった頃、タイトルの意味を考えてみたけど、花束って咲ききった綺麗な状態の事が多く出会ってすぐ完成された恋だったけど、恋ってずっと続くものじゃなくて時間が経つに連れて枯れていくことを語っているのかなと思った。共通点の多さは花の数かな?「女の子に花言葉を教わるとその花を観る度に人はその子の事を思い出す」つまり、共通点の本や歌を見るたびに思い出す、そんな恋をした、って事かな。
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