ペジュ

花束みたいな恋をしたのペジュのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

想像してたよりよかった、
リアルなカップルの数年間を覗き見してる感じ、2人とも演技が上手いから違和感なく見れた
私は麦くんみたいな人は苦手、笑
まぁ仕事だからって言う人が苦手。
仕事だからって耐える理由にはならない
仕事も遊びも人生の一部。
楽しく生きたいし、自分の幸せに貪欲に生きていいと思う。
したい事をしなければいけない事で抑えなきゃいけないのが意味がわからない。

最後の別れのシーン
絹「またハードル下げるの?
ハードル下げてこんなもんなのかなぁと思いながら暮らして、それでいいの?」

麦「ずっと同じだけ好きになるなんて無理だよ
そんなの求めてたら幸せになれない
喧嘩ばっかりしてたのだって恋愛感情が邪魔してたからでしょ?
今家族になったら俺と絹ちゃんうまく行くと思う
時間かけてさ、長い時間一緒に生きて、
あの2人も色々あったけど、なんか今は仲のいい夫婦になったねって、なんか空気みたいな存在になったねって、そういう2人になろうよ。結婚しよ、幸せになろ」

絹「そうかもしれないね、そうだね。
結婚だったら、家族だったら。」

(過去の自分達の様なカップルを見て涙を流す)

結婚したら幸せになれる。そう思いたかったけど、過去の自分達に似た2人を見て、今の自分達に足りないものを痛感した様な表情だった。この描写が素敵だった

これから先何年も同じ愛情を注いで同じだけ好きでいる事って奇跡に近くて、誰と付き合って誰と結婚したら幸せになるかなんてわからないし、私もこの2人を見ててじゃあどこで逸れたのかどこが間違ってたのかはわからない、間違ってなんてなかったんだと思う。環境とかで考え方も生活も変わっていくし必然的な事。何年経っても知らないことはあるし、うまくいかないこともある、好きなら全て許せるのか愛おしく思えるのか、わからない。
恋愛って考えても考えてもわからないことだらけで答えがないから、結局、自分が自分のことを好きでいられる様な人と出会うのがベストなんだなって思った。