このレビューはネタバレを含みます
大学生の時に見た印象と社会人になってから見た印象が全く異なって、別の映画を見ているようだった。
出会った時には、好きなものが同じ=価値観が同じ と勘違いして、盲目な愛に溺れていたけれど、歳を重ねた時に、どんどん好きなものも価値観も変わっていき、一生の相手ではないと確信していく瞬間を見ていくのが辛かった。
やりたいことという名の大きい夢を貫き、人生のリスクを背負うか、やりたいことをするために大きい夢を捨てて、小さな幸せを得るか、20代前半の間に見ておいて良かったと感じた。
麦と絹が、違う道でも違う形の幸せを抱きながら生きて欲しいと思う。