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静かなる男のDBSのレビュー・感想・評価

静かなる男(1952年製作の映画)
3.3
静かなる男が熱い男になる話。
男性優位の村社会・アイルランドの風習での結婚。価値観が違いすぎて異世界の文化を見ているようだ。
最後、音楽の力で人々は幸福に見えるが、これは果たして幸福なのか。
時代に関わらず、激しい運動を映画に求めるのだろうが、この運動は理屈が幼稚すぎる。

アメリカ(リベラル) vs アイルランド(保守)の構造がボクシングで融和する筋は、フォードとウェインの関係、当時の映画業界ひいてはアメリカの内紛を反映させたものだろう。

競馬のシーンが良かった。
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