静かなる男のマーくんパパのレビュー・感想・評価

何回目の鑑賞だろうか、ジョン・フォードの祖先の故郷アイルランドへの郷愁を秘めたほのぼのタッチをほのぼの味わう作品。妻とした気性の荒いM・オハラとの因習（持参金なしの結婚をよしとしない風習）を巡るぶつかり合い、結着付けるため妻を引きずって行って他所者排他主義で乱暴者の兄Ｖ・マクラグレンとのげんこつマッチらをほのぼの眺める。大スクリーンでもう少し色調の整ったアイルランドの原風景を味わいたかったが今ではもう無理な話。