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ダーティハリーのlemonのネタバレレビュー・内容・結末

ダーティハリー(1971年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

許されざる者でイーストウッドが感謝していたドン監督の作品。

画面が暗いシーンが結構あった。最初の方車でスコルピオと勘違いした人を車で追跡するあたり運転席からの視点になるのだが何故ヘッドライト点いてないのか演出なのだろう。

橋の上でスーツで仁王立ちはかっこよかった。

1968〜74年のゾディアック事件、連続殺人犯スコルピオのモデル。またイーストウッドが演じたハリー・キャラハンも実在の担当捜査員がモデル。

スコルピオ、サソリの男の異常者ぶりは凄かった。

サンフランシスコのとあるホテル屋上のプールで泳いでいた女性が、何者かによって射殺される。狙撃地点に残されたメモで犯人はスコルピオと名乗り、市警察に10万ドルを要求。

スコルピオは、サンフランシスコに突如現れた正体不明の連続無差別殺人鬼。

いきなり強盗の犯行現場に出くわし、ハンバーガーを頬張りながらの銃撃戦。

市は10万ドルの支払を決意、金の引渡しをハリーは命ぜられ、相棒のチコ・ゴンザレスが車で後をつけることとなる。犯人はハリーを殴打し殺そうとするが、そこへチコが駆けつけて銃撃戦となる。チコは負傷するが、ハリーが隠し持っていたナイフを腿に突き立て、スコルピオは足を引きずりつつ逃走する。

犯人が傷の手当を受けた夜間病院の医師の話から、ハリーはスコルピオの居所を突き止めて追いつめ、少女の居場所を吐かせたが、少女は既に死んでいた。さらに、ミランダ警告を無視した逮捕と自白強要が違法とされ、そのほか決定的証拠もなく結局犯人は放免される。

スコルピオはさらに黒人の無免許医に金を渡して自分を殴らせ、それをハリーの仕業だと警察に届け出たことから、ハリーは市長と上司のブレスラーによって、謹慎処分を受ける。

スコルピオは病院を退院すると酒屋で拳銃を強奪し、生徒たちが乗ったスクールバスをバスジャックする。橋の上からバスの屋根に飛び乗ったハリーに対して、バスを捨て採石場に逃げ込み銃撃戦となる。近くの池で釣りをしていた少年を人質に取ったスコルピオだったが、ハリーの撃った弾丸は少年をかすめて肩に命中。拳銃を落とし、ハリーはいよいよスコルピオを追い詰める。

スコルピオは拳銃を取りハリーを狙うも、一瞬早く銃口を向けたハリーに胴体を撃ち抜かれ絶命、死体は池に落ちる。しかし警察の人間としての誇りを失ったハリーはポケットから警察バッジを取り出すと、池に放り投げるのだった。
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