これっと

ダーティハリーのこれっとのレビュー・感想・評価

ダーティハリー(1971年製作の映画)
3.0
全然面白くなかった。
クリント・イーストウッドはダーティハリー
と聞き、彼を知りたいと思って観たのだが。

全く深みがない。
犯人が犯行を繰り返す理由が"異常者"しか語られておらず、なぜそうなってしまったのか、何が彼をそうさせるのか一切説明がない。だから憎たらしい敵として作られたモノ、という感じで全く魅力がない。そんなモノと戦う主人公が魅力的には見えない。
インテリも舞台演出のために過度にマヌケに描かれている。それがために無理やり第二回戦が行われるのだが、周りがみんなバカで陥った結果でしかなく、決して犯人が一枚上手とかでもないので、ただただもどかしく緊張感のない戦いを見せられる。
相棒も特にフォーカスなく、いかにも使い捨てキャラとして登場している。そんな脚本だからこの世界の命もなんだか軽く見えてしまうよねぇ。

シリーズものだから後に語られるのを期待していたのだけど、この事件はこれでお仕舞い、、、5作目までこの調子でしょうか、、、。

決め台詞はカッコよかった。