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ダーティハリーのYのレビュー・感想・評価

ダーティハリー(1971年製作の映画)
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【渋カッコイイ】


かっこええ〜〜〜!
カッコイイ映画といっても「かっこいい」には沢山の種類がありますね。
他の映画でいうと、『アンタッチャブル』のアンディ・ガルシアを観た時と同じ種類の「かっこいい」でした。

警察という組織に属していながら、法律や規則にとらわれず、自らの正義に基づく手段で合理的に、そして強引に遂行していくアウトサイダー!

「汚い仕事」を専門に請け負うダーティハリー。逮捕に至るためなら手荒でも1番合理的な方法を取る「話の早さ」がとにかく爽快。

脚を撃ち、身柄を確保したがなかなか人質の行方を明かさないスコルピオに対し、真顔で傷口をグリグリ踏む拷問も極端で爽快。
『イングロリアス・バスターズ』のブラピも銃の傷口に指突っ込んで似たような拷問してたなあ。

本作の悪役であるスコルピオに明確な動機や信念がなく、無差別に殺人を繰り返す描写と彼の演技から、〝生まれながらのサイコ〟を感じられて非常に良かった。


「現場の不測性」と「規則の足枷」についても上手く表現されています。観てる側に矛盾や疑問を抱かせる良い脚本。
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