内臓マン

カモン カモンの内臓マンのレビュー・感想・評価

カモン カモン(2021年製作の映画)
-
初心者二百六十八作品目!!!

【概要】
映画館で鑑賞!!!
A24新作ホアキン新作ぅ!

【感想】
音の絶大さよ。聴覚映画。
ゆっくりいつものマイクミルズカメラがシンプルにキャラクターをとらえます。
昨日見た「20センチュリーウーマン」のカラフルとは真逆のモノクロ調で。
...でも何故か色を感じるんです。
キャラクターの息遣いから電車の音、劇伴、空気音までの幅広い色が耳を包むんです。
すると画面にも色が写っているようなそんな気がしてきます。
恐るべきマイクミルズマジックですねサントラ聞きてぇ。

ジェネレーションギャップって楽しイイ!!!
この単語はネガティブ単語じゃなかったんだ!
いつもの大人が引いちゃう子供のぶっちゃけ過ぎ話も面白すぎるし、何より二人が通いあった時のあの多幸感よ!
やっぱりいつもぐるぐる理解出来ず遠回ってる関係が急接近した時が一番嬉しいよね。
これは恋愛とかなんにおいてもそうでしょうね。
このために生きてるみたいなとこありますから。

人に自分の心の内の「弱さ」を話すなんて怖すぎますよね。
もし否定なんてされたら相当なショックがありそうでガクブルです。
でもそういう「弱さ」を開示できることも「強さ」だなって。
他人を受け止めること、そして自分の言葉をちゃんと伝えること。
後悔して落ち込むこともあるけどそれも道のひとつさ。
先へ先へ進もう。
皆でね。

【終わりに】
何が起こるかわからない。
だからこそ人生は素晴らしい。
マイクミルズ良いよ...。
名シーン作るのばり上手い!

※過去2回視聴済み。

やっぱよすぎ。
日々色んなこと真面目にやってますけどそんなこと全部ペラペーラなんですわ。
ペラペラペラペラペラペラペラペラ。
ずっとこうやって生きていたいなあ。

子供と大人って何ら変わらないな。
ただ大人は被ってる壁が厚いってだけだ。
壊してもらえばいいし、壊せばいい。

モノクロだからこそ画面にどんな色を加えるかは自分次第なわけよ。
音とその影、輪郭が凄まじく伝わってくる…!
いつも見てる娯楽映画とはまた違った脳の使い方をするようでほんとに良いです。

ほんっとに優しい映画。
一番人に優しくできる気がする映画。
社会の色んなしがらみに揉まれて、自分が何度も痛ましく塗り替えられても、ここに帰ってきて、最後に自分の無知さを笑いたい。
混乱するのは怖いし嫌だけどそれ以上に、わかったつもりになりたくない。
ずっと先に行きたい。
内臓マン

内臓マン