終始懐かしい気持ちがした
特にインサートの夜の車道、街並み
隣の席の人の香水も覚えのある香りだった
でも全部思い出せなかった
思い出は人生の中で
自分にとって大切な数カ所しか覚えていられない
私のキャパも狭いし
だからここやSNSやメモや日記を使って自分の気持ちや記憶を残しているんだなと、子供が主役のようで忘れることを覚えた大人が主役の映画だと感じた。
以下ネタバレ含みます。
一番印象に残った
「その人達の生活はこれからも続く、私達は気晴らしでそれを見るけれど」
映画や音楽が好きな私は確かに誰かの人生を少しの時間で覗いて、美味しいところをつまみ食いして食器洗いはせず立ち去る。
ズルいことなのかも知れない。
全部の創作においてそうだと思う。
最近ゆっくり考えたりする時間がなく、
息が詰まることが多かった。
今日の寝る前は携帯の時間を終わりにして
空の星だけを考えて目を閉じたい。
心配しなくていい。
どうせ心配しても思っていないことが起きるから、
先へ 先へ
あと反復して声に出すのは
思いが強いのと伝えたいと言う気持ちと
自分に言い聞かせるためなんだろうなと。
私にとっては必要な映画だった。
とても良かった。