みんな最初は子供だった。
子供の時に見ていた、周りの大人たち。
不思議で、意味不明で、大変そうで、いろいろできて楽しそうで、何でも出来るのが格好良くて、お酒を飲んだら別人みたいになって、頑固で、無理矢理押し付けてきて、子供を馬鹿にしていて、でも答えられないことが多いから大人って大してわかってないんじゃないかと呆れることも何回もあって、自分はそんな大人にはなりたくないし、ならない自信があったはずなのに、いつしかそんな大人に自分がなってしまっていて、しんどくてクタクタで毎日をやり過ごすのにいっぱいいっぱいで、、、
自分が子供だった頃に、大人たちを見て、どんなことを考えていたかが思い出された。
もういなくなったと思っているかも知れないが、昔を思い出せば、自分の中にも、ジェシーと同じような当時の自分がいると思うので、その子の声に耳を傾けてみるといいかも知れない。
もし、わかり合いたいと思う人がいるのなら、子供の頃の自分が聞いてくると思う。
「なんで話そうとしないの?」
しかし、今の自分はあれやこれやと言い訳ばかりが思いつく。
話さないから、わからない。
話したとしても、わかるわけない、わかってもらえるハズがない、と決めつけているから、わからないままの平行線、だと思い込んでいる。
それだとジェシーは納得してくれない。
「なんで?」「どうして?」
あれ? これだと、”ホワイ ホワイ”になってしまう、、、
本当にわかり合えている人が自分には何人いるだろうか?
わかり合えるかどうかはわからないが、わかり合うためにやるべきことがどういったことかを教えてもらった気がする。
そんな映画だった。