このレビューはネタバレを含みます
対話について深く描いてる作品
すごく良かった
体を向かい合わせて目を見て言葉を大切に対話する、こんな当たり前に思えるようなことが今の時代は当たり前ではなくなってるように思う
そんな今この映画を観れたことが自分にとってすごく大きい
私が普段から言葉を大切にしてることもあると思うけど、この映画に出てくる言葉たちや子どもたちの考え方全部が私の心に風を吹かせてくれた気がする
人の考えを知ることもすごく好きだから、子どもたちの考えを聞くことができて良かった
エンドクレジットも子どもたちのインタビューだったからすごくよかった
「ママは僕を愛してくれてる でもママは僕の全てを知らない 僕もママの全てを知らない それでいいんだ」って
自分の子供だからって心を全て通わせることが必ずしもいいとは限らない、子どもが考えてることを知りたいと思う気持ち、向かい合って対話をしようとする気持ち、肯定も否定もせずにただ心を受け入れようとする気持ち、人と向き合うことについて大切なことをたくさん教えてもらった
自分と相手は違う、相手の気持ちを全て理解することはできないしそれは相手も同じ、この考えを理解した上で相手を知ろうとする
少し冷めた孤独な考え方だと感じる人もいるかもしれないけど、この考え方は相手を尊重することに繋がってると思うしそれは自分を大切にすることにも繋がってるってそう思えた
自分の気持ちを理解して言葉にして伝えることってすごく難しいけど、それは人生の中でとても大切なことなんだな〜
もう1回観ようと思う
すごく好きな映画に出会えた