ラジオジャーナリストで独身のジョニーが図らずも9歳の甥のジェシーと過ごすことになった数日間のお話。
ジョニーは仕事で、アメリカ中の子どもたちにインタビューして回っている。
未来のこの国がどうなるか、どうやったら今より良くなるか、今の自分が置かれている現状など。
子どもたちは実に表現豊かに語っている。
一方、甥のジェシーはそうはいかない。
誰かになりきって妙な会話を続けるし、ウソはつくし、急に街に消えて心配させてみたり、仮病を使ったり。
最初は戸惑ったり怒ったりするジョニーだが、徐々にコミュニケーションが取れるようになっていく。
子育てしてると、知らぬ間にこちら(大人)が育てられていると感じることがある。
そのあたりを叔父と甥というちょっと不器用な関係性で語ることで、分かりやすく丁寧に描かれている。
子役のスクートくん、演技とは思えないほど自然だった。
今年見た中で一番優しい作品。