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ミッドナイトスワンのnozomiのネタバレレビュー・内容・結末

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっと見たかった映画がネトフリに!

つよぽんのトランスジェンダー役の演技が、本当にそう見えるくらいすばらしかった。
所作一つ一つの艶かしさがそれそのもの。
ハイヒールでまっすぐ歩くのとか難しかったやろうに、、、“いい女”だった。

なぎさは、性別上でも才能上でも、自分にはできないバレエへの思いをを身を粉にしてまでもいちかに託したように思えた。

初めは理解し合えないお互いが、一緒に暮らすにつれて徐々に心を通わせていく様子が見ていて微笑ましくてこっちまで嬉しくなった。

ちょっとしたことやけど、バレエの先生がなぎさのことを「お母さん」って呼んだこと、なぎさが笑ってしまって先生が謝ってたけど、初めてナチュラルに女性として接してくれたことが嬉しかったんだろうな、、と伝わってほっこりした。
先生も終始素敵な人でよかった。
才能を潰さないでくれてありがとう、、

ラストにもつながるけど、トランスジェンダーの方の性転換手術があんなにリスクを伴うものだとは知らなかった。
病院に行ってればなっとかなったのかな。

いちかがNYで最高の演技をしているラストシーンは、今までの葛藤や苦悩、なぎさやりんちゃんへの思いが痛いほど伝わって涙無しには見られませんでした。
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