毒親でも親は親、なのか。
毒がどんなに強くても親の愛情はあるのか。
心も体も女性でないと母にはなれないのか。
親の概念ってなんなんだろう。。
他のこういった作品でもこのテーマはありましたが、こちらはなんとも悲壮感が漂う😢
凪沙さんの幸薄そうな微笑みで
幸薄レベルが上がったり下がったりするのがよくわかる。
一果ちゃんと一緒に暮らして
母娘みたいになっていたときは
辛くてもちょっと幸せな感じ。
(手放しで幸せ！！じゃないのがミソかと。。懸案事項が多すぎて不安もついてくるからかと。)
凪沙さんと一果ちゃんのお話ですが2人はもちろん、横軸となる人たちもしっかりストーリーがあって素晴らしい。
横軸となるりんちゃん。
彼女の家庭環境は一見恵まれているように見えるけど、、
彼女はSOSをずっと出していたのに。
子供はアクセサリーでも自分の分身でもない。
失意に浸ることも許されなくて
自分の価値もわからなくなって
どうやって自我を保てというのやら。
これだけで1本撮れそう。
美人な瑞貴ちゃん。
あんなに美人でもやさぐれてしまう境遇は、彼女の叫びが全てなんでしょう。
ただ、本来の心の姿で居たいだけなのにね。
この結末は
幸せとか不幸だとか
もはやそういったものでもなく。
生きていくうえで他人の想いも受け取って
それを糧にするしなやかな強さ。
強さの根本ってこういうところにあって
それを育むのはやっぱり人から受け取った愛情なのでは、、
