「男に消費されたら負けだからね、
うちらみたいなのは。」
世の中、多様性って言葉がうじゃうじゃと溢れてるけどほんまにちゃんと考えたことあんの?って感じる部分が多い。
例えば、昔に行ったドン・キホーテで
男女のトイレと別に男の子の絵やけど
スカートを履いたLGBTQ対応トイレ
っていうのがあった。
すごい疑問に感じたんよな。
ほんまの意味で多様性を尊重するって
そういうことではない気がした。
凪沙に「このバケモノが!」と
罵った女は果たして人間らしいのか。
自分が許容できない、順応できない人間には暴言を吐く、それが人間の姿なのか。
地べた這いつくばってでも
自分のなりたい自分になる、
その凪沙の姿は格好良かったし
誰よりも美しかった。
でも、なりたい自分になろうとするのに
地べた這いつくばらないといけない世の中こそ変わる必要があると思う。
この映画は
「なりたい自分になることの何が悪いっていうの!」って
心の奥底からの訴えのように感じた。