このレビューはネタバレを含みます
結末は正直モヤモヤする
LGBT系に多いバッドエンドというか、幸せになりきれない終わり方か…という感じで気分は沈んだ
凪沙が一果のお母さんになっていく様子が優しく温かで、
でもその先には明るい結末は待っていないんじゃないかという不安があり、
結末は想像していた以上に残酷だった
考察もいくつか読んで、現実では性転換手術で患部が壊死してなくなるケースは少ないと知り、そこはまぁフィクションだなと思ったけど、
そこというよりは、それまでのトランスジェンダーが置かれている社会の有様やネグレクトの問題に目を向けて欲しいというメッセージがあるのかなと感じた。
本当の親子って何なんだろう、分からなくなるけど
凪沙と一果が過ごしたあの時間は確かに2人は親子だった