本当に想像以上に色んな意味で感動！ストーリーも演者さんの演技も100点満点だった。
まずストーリーは、女性になりたいもどかしさを抱える1人の男性と家庭に恵まれない1人の少女。それぞれで作品が作れそうな背景を抱えているけど、この融合がとても良かった。お互い不便もあって対立することもあるけど、次第にお互いが想い本当の愛に気付く、見ている私の心まで掴まれる愛の深い作品だった。
そして演技力も、やっぱり草彅さんはすごかった。最初から最後まですごく難しい役どころだったけど、草彅さんだからこその味があった気がする。そして一果役の服部樹咲ちゃんも新人とは思えない演技力。しかも当時中学生とは思えない表現力があった。初めてにしては難しすぎる役どころだったけど、一果の反抗期ならではの心情や色々なことで板挟みになるなんとも表現しづらい気持ちを身体と表情、雰囲気まで操って伝えていた気がした。バレエのシーンはもちろんだけど、方言だったりそのほかのシーンも抜群だった。
