このレビューはネタバレを含みます
つらい…つらすぎる…
「誰のために仕事してると思ってるの」
「頼んでない」
そうだよ頼んでないよ、
1番欲しいものが何で分からないの。
りんちゃんも、
ただ親に敷かれただけの
操り人形のような人生はつらかったよね。
搾取されるだけの人生に辟易してても
そこに光があればまた希望を持って
何でもしてあげたくなっちゃうのに、
本当の母親には勝てない。
誰かを見下さないと生きていけない。
みんなただ必死なだけなのに。
思い返せば、医者から急かされるように勧められてた自分のための去勢手術の費用も、
どこか浮かない顔をして貯めてたのに
困ってる友達の瑞貴や一果の母親になるためなら躊躇いなく使えたんだね。
凪沙はずっとそういう人だった。
想いは届いて欲しい時に届かない。
愛は愛なのに。