このレビューはネタバレを含みます
この映画で1番好きなシーンは、渚が海で目を瞑って動かなくなってしまって、
渚のために一果が浜辺で踊るシーン。
彼女の姿と海の景色があまりにも美しかった。
母になろうとする渚の母性、田舎の実家に女として帰ったあの覚悟は凄まじい。
一果が渚のところに帰らなかったのは、自分のせいで渚が自分が女性であることを諦めてしまわなければいけないことを知っていたから。
これ以上自分を隠して捨てて生きていて欲しくなかったから帰れなかったんだろう。
とはいえ物語としてはてなが浮かぶ場面も多々あって、その違和感に耐えられず最後まで完全には集中することができなかった。