観終わったあとに誰かと語り合いたいというより、ひとりで噛みしめたくなる映画。どうしようもなく切ない。
アルコール依存、トランスジェンダー、ネグレクト、自傷癖、色んな問題がタペストリーのように織り重なってできている。
だからこそ、それぞれが持っている心の傷にそっと沁みてくる映画なのだろう。
草彅剛の演技がすごかった。
「どうして私だけこんな身体で…」と号泣するシーンで思わずもらい泣きしてしまうところだった。
そして準主役の新人女優さんは化け物です。
考えるより感じる映画なんだろうな。
エンドロールのピアノがとても良いので席を立たないことをおススメします。
