作品について言葉で語ったら壊れてしまいそうで、しばらくずっとレビューページで指が動かなかった。
観れて良かった。美しさとか憤りとか切なさとか、いろいろな理由で涙が流れていた。久しぶりに、頭殴られたような感覚になった。
擬似家族っていうのも繊細だけど、個人的には、思春期の高校生二人の結びつきが強くて脆くて儚い関係性は間とか空気感とか言葉とか、全てがとてもリアルに感じた。
佐藤江梨子の役も、最初他の役とはかけ離れたベタっぽい感じに思えたけど、実は現実にもあんな人って結構いる。普通にいる。
男とか母とか友達とか、それぞれの属性とか関係性に名前をつけちゃいけないように思えた。記号って便利だけど、やっぱり弊害もある。