なんで、わたしばっかり、、、
思っていた以上にどう言葉にしていいのかわからない映画でした。凪沙が抱えている不条理や矛盾をいろんなシーンで見せられ、苦しいんだろうなあと思うとこっちまで苦しくなるようなそんな映画でした。
身体が女性として生まれなかった凪沙にとってなにが幸せだったんだろうか。そこに現れた女の子により、自分のありたい姿や母性というものを感じた時、女性である自分を改めて自覚し、自分を犠牲にしてでも守りたいと思うことは、幸せだったんだろうなあと。わからないけど、そう思えたことが凪沙にとって幸せなら、どういう形であれ、自分が選んだのだから、それはよかったんじゃないかと。いや、僕がそう思いたいだけなのかもやけど。
草彅くんの演技て不思議だよね。今回も最初は草彅くんがただしゃべってるだけやんて思うんだけど、気付くとスクリーンの中にいるのは凪沙でしかない。恥ずかしい、て言うシーンがあるんだけど、そのうまさに唸ってしまいました。
まわりもうまい人ばかりで安心してみれました。一果もそのお母さんも、バレエの先生も凪沙の仲間も。
たくさんの人に見てほしい映画です。