観てからレビューまとめるのに時間かかった作品
まとまってないけど
草彅剛くん久しぶりに観た姿は凪沙だった
歩き方、俯き加減、タバコの持ち方と言い
女性らしいなんて言えないだって女性だもん
あのお店に働いてるからってみんながただの女装とは限らないかなり深く切り込んでる
巷の無知な人たちの言葉にその都度現実を突き付けられるシーンも辛かったし
なんで私だけ…って身体の違いに泣きたくなるし、辛いシーンがとにかく多い
この映画で私は同じ性別の身体で普通じゃなかったんだ、幸せな事だったんだって思わせられる
LGBT作品と勘違いされそうだけどわかったつもりとか見せたいではなく、この作品はただただある一人の女性の話
個人的に一番涙が止まらなかったのは全編通してバレエのダンスシーン
素人でもわかる上手さはもちろんなんだけどなんだろ自然と涙が出る演技
気づけばずっと泣いてた
後から監督のインタビュー記事を読んだら、二次審査で彼女の踊りを見た時に監督も涙が出て後ろを振り返ったらプロデューサーとかみんなも泣いてたって
なんなのこの子…
これがデビューと言う信じられなさ
手足が長くてまさに恵まれた体型
バレエをする為に産まれたみたいな人でバレエ素人ながら色々感じれた人
性別だけじゃなくてがっつりバレエを見せてくれた満足感もあるし、凪沙に芽生える母性もめちゃくちゃ共感できて心が痛かった
青春、バイト、親子問題、自傷、仕事、とにかく問題は尽きない
でもこれが現実
これだけ生き辛いんだから私たちみたいなのは強くならなくちゃいけないんだ…
ラストは色んな意味で凪沙が重なって見える彼女の成長した姿はまさにアヒルの子に間違われていた子が美しい白鳥に成長する
あのシーンは成長の驚きと嬉しさも色んな感情が込み上げてうるうるもするし、変わり方に息を飲んでしまった
真飛さんとか水川あさみさんとかトモロヲさんとかまだまだ語りたい事はたくさんあるけど、いい加減まとまってないし思い出してまた疲れたのでもうこの辺で