千里

男の優しさは全部下心なんですっての千里のネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

トレイラーに惹かれて観賞。毎回付き合う男の二番目のポジションになってしまう主人公みこの物語。恋愛は勿論、恋愛じゃなくても親しい人との友人関係において1番ではなく2番手のポジションに収まってしまう人間て、自分も含めて意外といるのかなって。

みこの行動の最優先事項は"誰かの1番"でありたいということであって、そのポジションに収まれれば誰でもいいというところには共感は出来なかった。でも結局その相手には別の誰かが居て、無理してでも一緒にいようとすることで傷つき、壊れていくというプロセスには共感出来た。

水石亜飛夢さん演じる同僚の男は最後までみこと対等な立場でいただけにみことくっつくのかと思いきや、彼ですら1番大事な人は他にいるというのがなんとも現実感あるなって。ポップでファンタジックに描いているからあまり感じないけど、実際寂しいし辛いよなぁ...これが現実。
千里

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