pamphman

天才ヴァイオリニストと消えた旋律のpamphmanのレビュー・感想・評価

4.0
今でも実話を元にしすれば「話を盛ってない?」と突っ込まれ、完全なフィクションだと「ご都合主義だ!」と指摘されることがあるのはちょっと辛い。問題はそこではないし。『戦場のピアニスト』は実在して、『海の上のピアニスト』は架空。本作は後者と同じで史実を元にした寓話。ホロコーストが関係する。邦題で何となく本当にいたっぽく見えてしまうので、原題のThe Song of Namesの方がテーマに合っているのだけど、「名前たちの歌」だと誘客につながらないので、もどかしいところ。ミステリー仕立てだけど、解決して終わりじゃないところが良かった。
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