原作が刺さったから楽しみにしていた作品。
笑うしかなかった。
身体に傷をつけるしかなかった。
心を守る為に嘘の気持ちや嘘の自分を作り上げることの救いのない悲しみに打ちのめされる。
芳根京子ちゃんの演技だけで満点つけたいくらい、本当に素晴らしかった。圧巻。
そこに聖山環菜という人間がちゃんと存在していて、声にならない感情が全身から伝わってきた。
全体的には、3人の過去を掘り下げるには時間が足りなかったようで、やはり2時間でまとめると薄くなるよなぁ…というあるあるな感想に落ち着いてしまった。
ちょっとずつ薄くなった結果、重みがだいぶ違ってしまったような。
エンドロールの主題歌にセリフ被せるのと、空撮好きなのはわかるけどしつこいしそのカットでシーンを繋ぐ雑さは好きじゃないな。