とみきち

アントマン&ワスプ:クアントマニアのとみきちのレビュー・感想・評価

3.0
見どころはミシェルファイファーの驚異的な美貌。

アントマンはスーパーパワーはおろか、財力もカリスマ性も持たない一般人がスーパーパワー?を備えたスーツを着てトラブルを乗り越えるところに共感する物語。
肝心のスーツも正直カッコよくないし、見た目も多分変わってない。
言っちゃ悪いがそんなちょっとダサいヒーローが新フェーズのオープニングを飾る重要作を担当。

シリーズで最も色彩豊かで、量子世界の世界観は豊かに描かれていた。
が、これまでのアントマンシリーズにあった最も視聴者に近いヒーローが、ひょっとしたら小さくて見えないだけで日常生活のどこかで戦っていて大きな事件を解決しているのかもっていうスケール感が今作には感じられなかった。
別の言い方をすればミクロキッズ的な楽しさは無かった。
量子世界は身近に感じるにはあまりにも小さすぎて異世界か宇宙にでも行ったようにしか見えない。
そういうのはガーディアンズオブギャラクシーに任せればいいと思う。

征服者カーンに関してはサノスと比べて明らかに小物。
まぁ最初から本気出されたらアントマンも困るだろうけど。

なので今ひとつ乗り切れなかった。
見どころもあり楽しいシーンも多かったがすぐに忘れてしまいそう。
忘れられないのはミシェルファイファーの美しさ。
とみきち

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