くぅー

藁にもすがる獣たちのくぅーのレビュー・感想・評価

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)
3.9
my映画館2021# 33> ニヤリしまっくて見る作品ってのも、これまたたまらなかったりする訳で・・・豪快さや派手さは無くとも、充分に見応えは感じれるし。

で、大金の入ったバッグを巡る顛末を描く本作・・・どうしてそんな大金が生まれたのか、誰がそのバッグを持つことになり、最終的に誰が手にするのかが見所に。

そう、借金まみれの者に借金まみれにした者、その裏社会の借金取りに、現状から脱却すべく大金が欲しい者、偶然にもその大金を目にした極貧の者・・・複雑に絡み合う群像劇は既視感はあれど、チャプター形式で一筋縄では行かないブラックな展開を巧みに見せ切り、本国でNo.1になったのも納得。

というか、最後に大金を手にしたのは意外な者・・・その後も見たくなりましたけど。

なお、キャストではまずは、チョン・ドヨン・・・後半だけの登場ですが、その作品を支配する存在感は流石。
チョン・ウソン・・・珍しく優柔不断な役にニンマリ。
さらには、ぺ・ソンウにチョン・マンシクのおなじみの芸達者俳優に、チン・ギョン嬢にシン・ヒョンビにチョンド・ガラムらのナイスなサポートに・・・アカデミー賞助演女優賞候補のユン・ヨジョンがここでもきっちりいい味を披露。

最後に、原作は日本だけに、やはりリメイクしてもらいたいですね・・・これこそバイプレーヤーズの面々でw
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